いい日 旅立ち


夕焼けを探しに


は行かないが、パラダイスで一回り成長したボクは、
まだ見ぬ強敵・大地を求めて新天地に旅立つことに。



どこへでもやってくれ。

フレンチメイドに飛ばされた先は、見覚えのある砂漠。

フレンチメイドというのはどうやら近所にしか送ってくれない様子。

しかし、飛ばされた先でこんな人を発見。



話しかけると




まだ見ぬ新天地がこんなにも。

冒険の予感に心躍らせながら、行き先を想像する。
とりあえず移動の値段に格差があるのは何故かを想像。
ボクが以前プレイしていたゲームだと、
単純にそのマップからの距離でワープの値段が決まっていた。

つまり、値段が安いところだと、
現在地の近所を捜索してしまう可能性がある。

それはいけない。
もう砂漠は見飽きたんだ。
もっと燃え上がる騒々しさ欲しいんだ。


というわけで、一番高額なタバスコ火山とやらに。
なんともスパイシーな響きだが、 果たしてここに心を燃え上がらせるような、冒険の香辛料はあるのか。

ボクは意気揚々と近くのポータルに入ると、
小手試しの相手を選んだ。


赤いトカゲ、青いトカゲ、燃える蛾(蝶?)


こういう時の選択肢は相場が常に決まっていて、
今更決めるまでもないのだが、
ボクは声高らかに叫んだ。


「せっかくだからボクは赤いトカゲを選ぶぜ!」





丸焼きにされました。


ボクが燃え上がりたいだの言ってたのは、いわゆるメンタル面での事でして、 フィジカルになるとそれはやっぱり駆け出しですから。
手加減してくれたって。ねぇ。


その旨伝えようと再びポータルをくぐると、
話をするどころか一瞬で再び燃やされました。


ボクが和牛だからいけないのか。



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